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デートDVについて(2)

田村司法書士事務所

さて次は昨日のDVの話の続きです。

そもそも「デートDV」に話を戻すと、
いちゃついて
「ケータイみせてみろよ~ん」
「いや~んアハハ」
とかやってるうちはいいですよ。

けど当然のように他人のケータイ見るなんて、
そこがもう異常性を帯びてます。
それが日常化するなんて、もっての他です。

私の個人的意見としては、
パートナーの携帯をのぞきみるのは、
別れる覚悟ができたとき。
離婚訴訟に有利な証拠がほしいとき。
それ以外はやっちゃダメだと思います。

では例えばあなたの友人や家族に、
「もしかしてDVに遭ってるんじゃない?」
と思われる節がある場合、どうすれば良いか。

(以下の記事は、平成23年に開催されたDVについての講義で講師の先生がお話されていた内容を基に書いています。)

一番いけないのは、中途半端に助けようとすること。
なぜならDV被害者の救出は、とても根気がいることだから。
狡猾な加害者に心も体も支配されている被害者は、
一度離れてもまた戻ってしまうことがあるのです。
それを100回でも200回でも、繰り返し助け出せるか。

次にいけないのは、被害者に「自分はDV被害者だ」と自覚させて加害者の元へ返してしまうこと。
DV被害者が加害者から受けている仕打ちをDVだと認識して加害者と接してしまった場合、
被害者の死亡率は倍になるのだそうです。
だからDV被害者に「あなたはDV被害者だ」と伝えるのは、救出準備が完璧に整ってから。

大切な家族や友人を救えるのは、
もしかしたらあなただけかもしれません。
日本にはDV被害者救済のために活動していらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
どうか一人で悩まず、誰かに相談してください。

DV被害者が世の中から一人でも少なくなりますように!

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