登記に携わっている司法書士にとって、
法務局からの電話ほどこわいものはないのではないでしょうか。

私も、登記を申請している法務局から電話がかかってくるとドキッとします。

「○○の書類が足りません」
「（実印の）印影が違います」
はては
「取り下げしてください」（幸いまだ経験はありませんが、一番恐ろしい電話です。）

ですが複雑な登記申請をしている場合、
「えっとこれはこういうことでよろしいのですね？」
とか
「すみません、事案を把握するのに時間がかかるので補正日（完了予定日）がすこし遅れます」
などの電話がかかってくることも。

ですが先日、法務局からかかってきた電話は初めての体験。

法務局「あのー、すみませんとてもお恥ずかしいのですが
うちとしては初めてやる登記なので教えていただければと思いまして…
この登記は登記簿のどの部分に記載するのでしょうか？」

えーと(´∀｀)。。。（笑）

当方が申請していたのは、商号譲渡人の債務に関する免責の登記
略して「免責の登記」。

通常商号欄のすぐ下に入るのですが、
その法務局の人は、「その他の事項」欄という、
登記簿の一番最後の部分に入れようとしていたようです。

いつもはこちらが色々と教えていただくことが多いのですが
たまには教える側になることもあるのだなあと
ほのぼのしたのでした。